マイクロ小説

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『不思議なガム』

 友達が、さも大事なものをこっそり見せてやるといった風に「これ、食べても減らないガムなんだぜ」と、手の隙間からショッキングピンクのガムの塊を見せてきた。「へぇー、すげぇな」と、その時は本気で驚いたけど、よく考えたらガムは普通、噛んでも減らない……。
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